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2011年 08月 18日

2011.8.12-15 雲ノ平へ 北アルプス3泊4日テント泊縦走 day3(雲ノ平‐三俣蓮華岳-双六岳-双六小屋)

3日目。雲ノ平から双六小屋へのCT7:00程度の行程。
あまり下調べをしていない3日目だが、夕方までは晴天続きというだけで期待は大きくなる。
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写真は、三俣蓮華岳と双六岳の間にある丸山付近からの双六岳と槍ヶ岳。



3:00過ぎ起床。
4:30出発。テン場と黒部五郎と月。
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既に10組程度はスタート済みの様子。ヘッドライト付けるも晴天ゆえなくても大丈夫な感じなのですぐに収納。

朝日を背にした水晶岳。手前はチングルマ。これはいっぱい咲いているので覚えた。
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水晶から裏銀座に伸びる稜線。朝って人も少なく空気もピリッとしていてよい。
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しばらくは視界の効くこんな木道が続く。
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祖父岳手前からの雲ノ平テン場と朝日を浴びた薬師岳。薬師岳デカイな。
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この辺でクリームパンを水で流しこみ、ウインドシェルを脱ぐ。Marmotのフライトシェルの透湿性は極めて悪く内側がベタベタ。風避けとしてはいいけど。風ないし。

早朝(5:00過ぎ)から賑わう祖父岳をスルーすると再び角度を変えた黒部五郎を右に、奥に見える円錐形は笠ヶ岳だろう。北アルプスにおいては異質に見える。
(最初、笠ヶ岳を槍ヶ岳と勘違いしていた。その後、百名山を指して「ニセ槍」なんて呼んでいた。)
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三俣蓮華岳と槍ヶ岳。数分ごとに見える山々が変わってくる。全て名だたる山ってのが北アルプスなんだな。
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雪渓脇を通ったり、
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チングルマを踏まないように気をつけたりしながら、三俣蓮華岳を目指す。
ここまでの道は今回の山歩きでも印象に残る時間帯の一つ。
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ひとまずは向かいに見える三俣山荘に行く。テン場も気持ちよさそう。
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そこに行くにはこの急な谷を延々と下らされる。300m位か。この時点で6:00過ぎ。
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40分ぐらいの急な下りの後、黒部川源流の徒渉点。増水時はヤバそう。今日レベルでは楽しいアトラクション。
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三俣山荘へ向けての登りは楽ちん。小川が登山道になっているところも。
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三俣山荘のテン場で水を補給し、双六・三俣蓮華方面へ。
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振り返ると三俣山荘と鷲羽岳。鷲羽に続く稜線上に道が付いている。ココを登るのはしんどいだろうなぁ。
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三俣蓮華岳へ向かう道の途中左手にずっと槍が鮮明に見えていた。皆が槍に行きたがるのもわかる。最近、穂高クンなんて名前の男子が増えているらしい。槍ヶ岳にちなんだ名前を付けるとすればきっと槍男クンだろうか。将来が楽しみだ。
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ヤリオ君を見ながらのあんパン休憩。5分でサクッと完了。
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三俣蓮華岳経由の稜線で双六岳を踏み小屋を目指すか、巻き道を通るかの選択。
稜線を歩く人の姿が小さく見える。あれがやりたい。現在8:00前だし、CT的にも30分くらいの違いなので直感的に気持ちいい方を。
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なので急坂を登る。槍をバックにして。
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賑わう山頂はスルー。再びの黒部五郎があらわれる双六岳との分岐。
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双六へ向けてこの稜線を行く。爽快!
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槍を見ながらの快適な稜線。高原歩きと言った感じ。晴れた日の三俣蓮華岳~双六岳間の稜線は最高だ。
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この辺で軽量装備で早足(スピードハイク)の麦わら風ハットのカッコいい兄さんとすれ違う。時間にして9:00前位。汗が滴っている彼は「雲ノ平ってどの辺ですかね?」と僕らに尋ねた。振り返り「あそこに見える黒部五郎の裏ですよ。」と伝えると「奥穂高のあたりからAM2時に出てきた。」と。「じゃあ、今日の日程は超ハードですね。」というと「今日はかなりしんどいです。三俣テント泊で、明日は温泉入って雲ノ平行こうと思って」。2泊らしい彼はどこに降りるのだろう。聞くの忘れた。

簡単に「ハードですね」と言ったものの、「奥穂高」が何を指してここまでどれほどの距離があるのか不明だった。わかるのは「夜中2時から7時間歩いてきた。」ということのみ。
後で調べると彼は大変な行程を歩いていたことを知る。彼の指す「奥穂高」とはおそらく「奥穂高岳登山口」だろう。新穂高温泉から右俣林道を通り2時間の位置にある。仮にそこまで車で来られたとしよう。そこからのCTで10時間超はかかる。そこを7時間で歩いてきたのか?ただ一般登山者は林道を車でなんて来ることはできない。そうなるとCT12時間を7時間で登り続けてきたことになる。
アドベンチャーレースの方とかなのか?凡人ではない。僕らはCT7:00を5:30で歩いて「スピードハイクだね。」何て言いながら喜んでいる。恥ずかしくなる。

双六岳と右に笠ヶ岳を望む。明日もう1泊追加すれば行けるけど。
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双六岳手前から来た道を振り返る。
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双六岳山頂直下からの槍に続く道。ここからの雲一つない槍を見たくて10分程待ったが晴れる見込みなし。あきらめて小屋へ向かう。
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双六小屋が見えた。それなりに急な岩の下り。
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10:00小屋到着。早く着き過ぎちゃった。ん? これなら十分、新穂高に降りられるぞ。でも13:30の松本行きのバスには間に合わない。
やりようによっては「折立-雲ノ平(泊)-新穂高温泉:1泊2日」って軽い装備でのスピードハイクでやれちゃうよね。
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朝10:00の双六小屋テン場。広くて平坦。選び放題。
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ここは風が強いとは聞いていたが、たしかにテント設営時ペグを使わなければ飛ばされてしまいそうだった。ひっくり返っているテントも2・3あった。
テント設営後、小屋に向かいお昼をいただく。
名物おでんとビール。(1人1個ずつ)
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食欲おさまらず、我慢できずに特製ラーメンも1人1個。汁まで飲み干す。
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その後PMはグダグダまったり。小屋横の展望場所からは、北アの山々が見渡せる。
左には鷲羽岳から続く稜線や、
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右にはこんなのが。気になったのは奥に見える雪の残る稜線。何だろう。誰かが燕が見えてるなんて言ってた。表銀座とかなのかなぁ。
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17:00前に晩飯として再び小屋前で「牛丼」を食べる。つゆだくで肉もごはんもたっぷりで食べ応えあり。小屋前で食べるので寒くて一気にかき込んだ。この日は風のせいか冷え込んだ。皆ダウンを着込んでいた。今日は小屋混雑のため小屋メシは不可だったのだ。

テントに戻ってコーヒーを飲むためにこの旅3泊目で初めて湯を沸かす。
バーナー・コッヘル・食器を最初で最後の使用。この1杯で一気に温まった。
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18:30頃から20分程雨が降ったがすぐに止んだ。

テントの後ろでは20代中盤の男子3人(2人組+ソロ1人…3人とも下界でもそれなりのイケメン)が楽しそうな男子トークををしている。
一通りのお決まりの女子の話をしたあとに、そこへ外国人の女性ソロハイカーが加わる。

4人は山の話を始めた。
「立山の北エリアの山小屋にはお風呂が標準装備」だの、「槍に行く時は殺生ヒュッテが空いていていい」「槍ヶ岳山荘のマフィンが美味い」とか。真面目な山トーク。勉強になる事いっぱい聞いた。こいつらかなり歩き倒している。2人組は今日で7日目で今日は槍から来たらしい。ここはいろんな方向から集まる場所なんだね。

20代中盤のフツ―の男子がこんなに山に詳しい。しかも山岳部経験者ではなさそうだ。何をきっかけに山にはまったのだろう。少なくとも山ガール目的で始めたキャリアではなさそうだ。当然山のスパイスとして女子がいるだろうし、男3人集まれば女の話になるのは必然だが。
自分の20代中盤からすると信じがたい。

でもコイツらちょっとうらやましい。
山歩きの楽しさを知ったらハマる。自分もそうだ。今の山ガール達もこうしてハマっていくことで登山人口が保たれたり伸びたりするのかね。それとも一過性のブームの側面もあるのかね。

加えて、3日目の道中で最新のカラフルなウェアを纏った山スカ&サポートタイツスタイルのマダムに遭遇すること多かったなぁ。。そういう意味で山ガールの登場によりアウトドアウェアがおしゃれになった(ん?逆か?)のをもっとも楽しんでいる購買層は、フェスに向かう人と山のマダムたちなのかもしれない。

そんなこんなをかんがえながら19:30就寝。
長いと思っていた3泊4日も明日、新穂高温泉に下るのみ。
あっという間だった。まずはここまでの無事に感謝。

day4に続く。
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by takemicchy | 2011-08-18 11:25 |  雲ノ平 | Comments(0)


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