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登ったり、漕いだり。

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2012年 05月 23日

2012.5.19-20 奥多摩で寝るハイク

山で寝ることから2ヶ月遠ざかっていた。
梅雨前のいい季節、晴れの予報の週末に遅出&早帰りの山寝に向かう。
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山と道サコッシュを初めて使うことも目的の一つ。



11:00に家を出るハイク。
朝食を家でゆっくり摂り、駅前のパン屋で昼のパンと夜のデザートを買って奥多摩に向かう。
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なんだろう、この余裕。たまらなく良い。土曜日なのにバスもガラ空きだし。
加えてこの日のpackweightは6.5kg。水は500mlなのと、タープ&ビヴィだから。泊まりでここまで軽いのは初めてかも。

峰谷からか、鴨沢からかを迷ったが、よりバス時間の遅い鴨沢を選択。
どちらも鷹ノ巣、七ツ石の水場で汲めばよいので山寝ハイクには最適。
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14:15発の鴨沢西行きのバスに乗り、14:50鴨沢を出発。

新緑の森を進む。
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堂所下の水場で念のためプラティパスに1L汲んどいた。(七ツ石も全開だったのでここで汲んだのは無駄だったけど。)
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千本ツツジで鷹ノ巣方面へ。今日は巻かない。実はここから日陰名栗までの稜線は歩いたことがなく見たかったのだ。ここまでほぼ休憩なしで登ってきて汗だくになっていた。
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既に17:30にも関わらず明るい。あと1時間は確実に歩ける。ナイトハイクの苦手な僕には夏場の日の長さはいい。夕日を浴びて汗を乾かしながらなんて思っていたが、稜線に出るとお天道様は姿を消し、曇り空に。
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奥秩父ー奥多摩を11月の日の短い時期に2泊3日で出来なかったのを思い出した。やっぱり夏場にやるべきか。いや、暑いし。去年と同じ条件で秋に臨もう。進化した体力と今度こそU.L装備で。

なんてことを考えながら、草原みたいな稜線を行く。さすが石尾根。しかし18:00過ぎなので誰にも会わない。左が高丸山、右が日陰名栗。そういえば一組だけ森の奥でのんびりしてたかな…。
さすがに暗くなってきたのと疲労を感じ、鷹ノ巣避難小屋着は困難。ビバーク適地を探しながら進む。
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高丸山はアップしてダウンするだけ。こいつは巻いた方が賢明。
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高丸山~日陰名栗間にも落ち着いた雰囲気が漂う。気持ちよさそうなフラットも。
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結局、日陰名栗を超えた。
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今日は風も弱く静かな夜になりそう。設営を終えた頃にはほぼ真っ暗。
薄手のフリース(Montane Fury JK)のみで事足りると思ったが、食事中はまだダウンが欲しい季節。
尾西ごはんと無印バターチキンカレーにクノールのポタージュを早々に流し込み、寝床に着いた。

鹿の鳴き声で2度ほど目が覚めたが、十分な睡眠をとれた。風もなく比較的静かな夜だった。寝袋はRabのNeutrino400。上半身はスキンメッシュの上に薄手フリース、下半身はサポートタイツにキャプ3タイツ。寝始めは汗冷えで寒かったが、そのうち寒さは感じなくなっていた。

翌朝4時起床。
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晴れの予報のはずなのに曇っている。かろうじて富士山が見えてよかった。
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当然ながらタープは結露なし。しかしLocusGearのタイベックビヴィはほんの少し内側が結露していたので外に放置し乾かす。紅白とはめでたい。ちなみに嫁のテラノバはひどく結露していた。
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賞味期限切れの無印バウムを温かいコーヒーで流し込み、5:00過ぎに撤収完了。
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鷹ノ巣避難小屋方面に下る。榧ノ木尾根で倉戸口に下りて近所のラーメン屋で1杯やって午前中に家に帰るってのが目標。
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鷹ノ巣避難小屋下の水場で500ml汲み足し、少し戻りながら緩やかで道の良い榧ノ木尾根へ。浅間尾根を下ることも考えたがバス時間にはやや早すぎる。

朝の木漏れ日差し込む、新緑の森は気持ちがいい。
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倉戸口8:02発の奥多摩行きバスに乗り、11:30の開店直後から1杯やってお昼に帰宅。
「焼きミックス」という焼きワンタンと焼きギョーザのセットを1人1皿平らげ、瓶ビール2本を空け、ラーメンを喰らう幸せ。
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遅出&早帰りの山寝ハイク。くせになりそう。
サコッシュの有用性とPackWeight6kg台の快適さの初体感も収穫。
夏場のハイクはU.L.での快適さを追求してみよう。

物欲メモ:ルナーソロ(嫁)、GXR-S10(旦那)

by takemicchy | 2012-05-23 23:50 |  奥多摩 | Comments(6)
Commented by kurosawa at 2012-05-24 00:11 x
聖地でのタープデビュー。僕はいつになるかな...
今年中にはしたいとおもっているのですが。
Commented by Akinori at 2012-05-24 18:22 x
曇りとは残念でしたね。
それにしても、最後の写真の焼きミックスとビールが美味そすぎます。
Commented by takemicchy at 2012-05-24 20:19
kuroさん
やっぱ聖地の安定感はいいすね。
ぜひ夏になる前にやっちゃいましょ!
僕もタープはまだちょっと緊張するけど。

akinoriさん

前週のアキノリさんのブログ見て、星と夜景と朝日を見に行ったのにな~。
雨に当たらず山寝できたから満足とします。
特に焼きワンタンが旨すぎなのよ!
Commented by 酔いどれ係長 at 2012-05-25 07:29 x
同じ日に山で寝てきましたが
夕方から曇ってきたのは残念でしたが
やっぱり山で寝るのは気持ちいいですね~。

同じく最後の写真が強烈に魅力的でございます♪
Commented by yama-oson at 2012-05-25 12:49 x
遅出&早帰りの山寝ハイク、いいですね〜。
今までは登山のセオリーに縛られてて、その発想はなかったですが
近場の勝手知る春の山であれば、全然いけそうですね。
僕も今年はULをかなり意識してみたいと思ってます〜。
Commented by takemicchy at 2012-05-26 14:15
酔いどれ係長さん

山で寝ることで得られる満足感って何なんでしょうね~。
僕は山ではNoBeer,NoProblemなので、毎回嗜好品は何も持たずが基本なので、山食&嗜好品の充実は憧れます。

osonさん

ホント気軽すぎてクセになりそうですよ。朝起きて天気見てからパッキングしても間に合うゆとり。
今回、何一つ無駄なものを持たずに行けたので小さな達成感があります。それも“勝手知ったる”だから出来ることですよね。

でも近場は夏は暑いし、冬は重いので、春秋かなぁ~。


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