登ったり、漕いだり。

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2012年 10月 27日

10.21-22 自転車で山に登る旅 day1 ~乗鞍岳-軽井沢 2days~

山とチャリの融合。
1日目は平湯温泉から乗鞍岳を超えて松本へ。
結論としては、今の自分達にとって無茶な道程だった。
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森林限界を超えた2,700mのロードを乗鞍岳を正面に自転車で走る。
周りの緑はハイマツ。



紅葉のハイキングをしようと思ったが、どこが最適なのかを判断できずにいたところ、
目に飛び込んできたのは乗鞍スカイライン&エコーラインの写真だった。

自転車で2,700m超を走れて、紅葉はもちろん、槍穂の眺望も抜群だというこの道に行ってみようと思った。
しかも、1,500m以上の道は一般車通行不可能。つまり自転車天国だという。わくわくする。

初日の行程は平湯温泉からスタートし、乗鞍岳(畳平)を経由し、松本までの80km程度。
7:00発の飛騨高山行き高速バスに新宿バスターミナルから乗り込む。
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平湯温泉到着後、チャリを組み立て、出発したのは12:00過ぎ。
登山道へ向かう道のよう。
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乗ったり歩いたりしながらゆるゆると。遅々として進んでいる実感はない。
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それもそうだ。
1,200mの平湯温泉(岐阜県)から、2,700m超の乗鞍岳(畳平)までは1,500mの登り。
素人がチャリに乗って登るには難易度が高すぎる事に気付いたのはその時だった。
チャリならイケるでしょう。2時間くらいでって思っていた。
1,600mの乗鞍エコーラインに入るまでに1時間以上経過していた。。。

それでも登り始めるとすぐに笠ヶ岳~槍~穂高の稜線が全開。
自転車に乗りながら北アルプスの稜線を眺めるなんて最高ながら不思議な気分だ。
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ほぼ実際の斜度はこんな感じ。乗り続けられない。
登りに費やした時間のうち3-4割はハイキング(歩き)だった。

山は色づいていた。
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2,500mくらいで森林限界を超える。15:00くらい。周りの緑はすべてハイマツ。ハイマツの道を自転車で走るって感動。
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でも既に疲労困憊で乗れない。しかも水もない。食糧もない。ハンガーノック寸前。
舗装路を走るんだから自販機で飲み物くらい買えるでしょって思っていたが、何もない。水すらない。
1,500mを水500mlと行動食なしで登るってハイキングではありえないな。。。
こんな苦しい旅になるとは思わなかった。。。
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15:30の2,600mの稜線上は冷えるのでフーディニを着込む。
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長距離で自転車に乗る時の悩みはお尻の痛み。お尻パッドの入ったパンツに抵抗がある僕らは、
見た目はカッコ悪いがクッション入りのサドルカバー(座布団みたいな)を使っている。
8年くらい使っているとボロボロなんだけど。。。


ハイマツの稜線から再びの槍穂が見える。元気ならここを歩きたい。
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2,600mを超えたあたりから、走りやすい斜度のゆる登りになってくる。
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一気に元気が出てくる道。ここを走るためにやってきたと思える。
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正面に見える山頂に建物が建っているのが乗鞍岳。
この辺が日本国内の舗装路最高所だという。
クマが頻繁に出没するらしい。と知ったのはこの翌日。
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やっとのことで、15:45畳平駐車場到着。
(2010年ここに熊があらわれて大騒ぎになったこともあとで知った。)
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ハンガーノック寸前だったので、貪るようにそばを喰らう。
冷凍麺のそば。十分美味い。今は何を食べても美味いだろう。
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ここからは下り。
冷えるのを想定し、暴風の岐阜・長野県境でフリースを着込む。
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正面に夕陽を浴びた槍穂を見ながら下る。
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振り返ると三日月が。
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景色は最高だけど16:00過ぎの2,600m地点は恐らく0℃程度と思われる。カメラも動かなくなった。
寒くて手がかじかむ。高度感のある下りではブレーキを握り続けているので、
これまでの疲労も含めブレーキが利かなくなってくる。これは怖い。
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ダウンヒルとランの繰り返しで位ヶ原山荘に到着。17:00前。
思ったより時間がかかる。下りなのに急な九十九折りすぎてスピードが出せないんだ。。。
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雰囲気のある山荘。
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コーヒーでも飲んで温まりたかったが、どうやら時間が無い。
1,600mにあるゲートが閉まる時間は18:00。バスはその先1,400mから18:20発。
現在2,350mなので。まだ1,000m超下らなきゃならない。。。1時間強で。。。

樹林帯に入ると風は無くなるので大分暖かくなる。
しかし20km/hくらいで下るので自ずからカラダは冷える。
体と手を温めるため、再びチャリを降りて走る。これは想定外。。。
足元はトゥークリップに合わせたVANSでペタペタと。
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どうやら、ここからは暗さとの戦いとなりそうだ。
今日持ってきているチャリの前後ライトは自分存在を知らせるためのものであって、
真っ暗な道を明るく照らすものではない。こんなことならヘッデン持ってくるんだった。

17:30に乗鞍高原休暇村のゲート(1,600m)着。
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ここからは真っ暗な舗装路をいく。
途中、ホテルでバス停までの距離感を尋ねようと入ると、直近の熊の目撃情報が多数あった。
大声で歌を歌いながら、バス停まで向かった。無事18:00過ぎスキー場前というバス停でゴール。
新島々行きの路線バスに乗り、松本電鉄を乗り継ぎ、松本へ。
バスの運転手さんからは「熊に合わなくて良かったですね」と。
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松本までチャリで行くなんて不可能だった。たったの30kmなんだけど冒険だった。。。

松本の晩御飯は、そば処ものぐさ。つまみもそばも全てが丁寧で美味い。
この日2食目のそば。9割そばだという。
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乗鞍はヒルクライムの聖地という。
思えば過去、「箱根超え」や「日光いろは坂」は経験していた。
700‐800mの登りだった。ギリギリ達成した記憶がある。
そんな僕らにとって1,500mの登り降りは自分のキャパ超えであることは明白なはず。
だけどやってみるまで気付かなかったんだ。。。思い立って行けるところではないってこと。

言えるのは僕はフラットな道を走るのが好きでアップダウンは嫌いだ。
ましてやヒルクライムなんて大嫌いだ。加えて急なダウンヒルも怖い。
でも頂上付近の道は天国のようだ。バスで登ってチャリでウロウロして、時に道をそれハイキングをする。
今度来るときはそうしよう。
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by takemicchy | 2012-10-27 16:35 | 自転車 | Comments(3)
Commented by boo at 2012-10-28 23:48 x
興味津々な内容!!
>バスで登ってチャリでウロウロして、時に道をそれハイキングをする。
最高に楽しそうですね〜。今すぐにでも行きたいっす。
Commented by yama-oson at 2012-10-29 00:35 x
日光といい、自転車も楽しそうですね〜。
お尻痛の軽減はそういうサドルカバーがあるんですね。
熊と自転車、どっちが速いんですかね…。
Commented by takemicchy at 2012-10-30 21:59
booさん

ようこそ、自転車旅の世界へ!
多摩サイビバークという新しい世界に挑戦しましょう!
一歩間違えるとヤバいですけど。。。


osonさん

涼しくなったせいで最近チャリづいてます。
旅が好きなんだなぁって改めて気付かされますよ。

熊はマジ怖い。。。
調べてみると熊は本気出すと、35km/hだそうで、チャリでは下り気味の直線道路じゃなければ、喰われちゃいますね。。。(笑


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