2013年 05月 01日

2013.4.27-28 伊豆ファストパッキング day1 (戸田峠-三蓋山)

初めてのファストパッキングは伊豆へ。
戸田峠スタートで前半は伊豆トレイルジャーニ―のコースを逆走する形で進む。
ゴールは伊豆稲取か今井浜海岸か河津かその場で決めよう。いずれにせよ“温泉ドボン”を目指して。
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写真は魂の山-宇久須峠間のゆる下りの極上トレイル。
僕らがやろうとしていることをファストパッキングと呼んでいいのかはわからないが、「時に走れるようなコンパクトかつ軽量なビバーク装備で、行動時間はハイキングのCTの60%台程度の速さで進み、山で夜を明かすこと」を今回はそう呼ばせてもらいたい。



軽いことで早く長く歩けるのがU.L.ハイクとすれば、走れるようになったらもっと僕らの山旅は拡がり楽しくなるだろう。
そう思ってこの冬トレランを始め、夏場のファストパッキングを志向した。

参考にさせていただいたのは、こちらの先駆者たちのBlog。何度読んだことか。僕らの装備も何も真似だらけです。
blues after hours : いつも僕らハイカーが次の一歩を踏み出すお手本。
In the moonlight : mountain jogの提唱に感銘。僕がやりたくて長く続けられそうなのはこのスタイル。
SHMW production : このカッコよさ。いつかはやりたい憧れとして。

私的ファストパッキング(ファッキン)のはじまり。

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去年3月に、天城-伊豆山稜線歩道(天城高原-戸田峠)を2daysでハイキングしている。
ルートの8割方はわかっているからこそ、軽量コンパクトな装備を可能にできた。
同時に沢を含めた水場の皆無であることもわかっていたので水を持たざるを得ないことも分かっていた。
(これで水場があったら最高なのにな。。猫越岳の火口湖の水は汲む気にならないし。)

伊豆(戸田峠)の登山口までは自宅から4時間以上かかるにもかかわらず、“歩みが速いから遠くまで行ける”ことを志向した今回のファストパッキングのメリットを享受するために、敢えて早起きせず、体調万全にして臨むべく7時起床とした(前日の夜更かしもできるわけです)。今回の旅は遠くまで行く旅ではなく、想定した距離を短時間で走破するというもの。
三蓋山あたりまでで25km弱。ハイキングのCT9時間のコースを休憩込みで5時間台で進みたい。

自宅近くの東急の駅を7:52に出発。このゆとりが良い。
伊豆箱根鉄道駿豆線は旅感のある電車。旅の始まりにふさわしい。
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修善寺駅でのバス乗継ぎは19分。駅蕎麦という駅構内の蕎麦屋が有名らしい。天城生そば(非冷凍・生めん)で出発前の腹ごしらえ。ここで昼食を摂るべく食糧もスリム化してきたので「椎茸そば」と「ざるそば」を1人2杯頂く。期待通り、駅の立ち食いそばのクォリティを超えている。1杯390円は奇跡。
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まずはゴルフ場のような芝生を登る。富士山と海をバックにする贅沢。これだけでも来た甲斐がある。
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開放感のある稜線歩きながらアップダウンを繰り返す。
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進むのはこんなトレイル。伊豆山稜線歩道っていいネーミングだ。
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急なのを除いて、フラット&下りの多くを走る(ジョグる)。
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アスファルトの道を三度繰り返す。今回のルート設定はこのアスファルト部を全て下りにすることも意図した。結果としてロードはほぼ走り通すことが出来て、前半で貯金できた。(前回はここを逆ルートで登って心が折れた。)
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海へ向けての芝生の下りはホント最高。見た目は草原風の稜線ながら、山を繋いでいるのでアップダウンを繰り返しており地味に体力を奪う。
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新緑が気持ちいい季節だ。羽虫はいるものの厄介な“刺したり吸ったり”する虫はまだいないので安心。
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前半をやや飛ばしたせいで、船原峠-魂の山間はフラットでも歩く時間が多くなってきている。
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景色・トレイルは最高ながら、カラダは確実に疲労を感じている。ビバーク想定でできる限り軽量装備にしたとはいえ、6kg超の荷物を背負いながら走るのは足腰には堪える。スタートして4時間弱にして、歩く部分が長くなりペースはやや落ちてきた。
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ここまで来ても見える富士山をバックに水補給。やはり走ると発汗多いのか、のどが渇く。しかし今回は水も最小に抑え、2L(自分)と1.5L(嫁)しか持ってきていないので行動時間は500mlで乗り切りたい。距離と摂取水量の進捗を確認しながら進む。OMMのi-gamy(with UltraBottle 500ml)は走っても揺れずにノンストレス。細身のボトルも片手で扱いやすく、注ぎ口の密閉具合と開閉のスムース具合が絶妙。今までハイクで使用していた。SEALLINEのWaterBottlePocketは使用機会が激減するだろう。
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それでも、こんなダウンヒルは疲れも吹き飛んで走れちゃうけど。走んなきゃもったいないと思って。
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宇久須峠で15分ほどの長い休憩をとる。芝生のフラットと東屋がある。15:30過ぎだが一瞬ここに停滞しようかと迷ってしまう。いかんいかん。日没間際までは進んでこその今回のファストパッキングですよ。
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仁科峠到着は16:00頃。西天城高原にはキャンプ場があるらしいが、日没まであと2時間強あるので先に行ける所まで先に進んでみることにする。
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伊豆のトレイルは変化に富み飽きない。
猫越岳周辺は、アセビの花に囲まれたトレイル。日差しがが夕陽になっている。
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しかしながら、トレイルにせり出した低木なので、頭をぶつけたり、トレッキングポールやマットを引っかけたりと見た目に反して歩きにくいトレイルだ。後半を急ぐに際して、低い姿勢に屈むのを繰り返すのはややストレス。というか足腰が持たない。
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猫越峠-三蓋山間は走れるフラットな道が多いが疲労で全く走れない。走れる気がしない。走ってみるとヘロヘロ感が漂う覇気のない走りに。いい道なんだけどね。
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6kg背負って山道をラン&ハイクするスタイルでは、今の僕には行動時間5-6時間が限界なのだろう。それを超えるとハイクでコースタイムをわずかに上回るペースでしか進めないだろう。そういうことが分かったことも収穫。ただ、ランとハイクの組合せで、長く進める余地があることを感じることが出来た。

18:00過ぎに三蓋山(Mt.Mikasa)に到着。夕暮れが近いのでナイトハイクを想定していない我々はこれ以上進むのは危険と判断した。ここをビバーク地とする。
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やや風があったので木陰のフラットを探し、冷える前に全てを着込んで、そそくさとタープ&ビヴィで寝床を設営。温度計は忘れたので計測していないが、夕方の体感は10℃を切る程度。
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 ■BrookdRange U.L. solo tarp
 ■LocusGear Pneuma bivy(Tyvek)
 ■AMKヒートシートブランケット

コンビニおにぎり3個をクノールカップスープで流し込み、シメの甘味に無印バウムとココアでホッとする。
疲労と寒さから、早く寝袋にくるまりたかったので、ガスストーブの簡単さと速さは効率的でストレスフリーだった。多少(100g程度)の違いであれば、サイズ感もアルコールストーブと大差なくコンパクトにできるので、よい選択だった。
(湯を沸かすだけなので、2dayの場合は次回、エスビット+クアトロストーブに挑戦してみよう。)

この日の走行(歩行)距離は24km/5時間45分で、消費カロリーは1,800kcalとある。(by RunKeeper)
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上記の食事はせいぜい1,000kcalがいいところ。行動食もチョイチョイつまんだが、せいぜい200kcal程度。一定の満腹感は得られたが、力みなぎる感じには至らない。食糧計画は再考の余地ありだろう。

19:30には就寝。きっと最低気温は5℃をやや下回る程度。
下記の装備で明け方にやや寒さを感じつつも9時間熟睡できた。
 ■montbell ULSS ダウンハガー#4(快適5℃)
 ■FREELIGHT マット13mm(100㎝カット)
(就寝着)
 ■Smartwool ライトウェイトフーディー
 ■patagonia ナノパフプルオーバーJK
 ■patagonia キャプリーン3ボトム

星も月も綺麗だったようだが、見ようとすらしなかった。良い眠りだった。
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by takemicchy | 2013-05-01 21:11 |  伊豆 | Comments(0)


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