2011年 08月 14日
初の3泊4日テント泊&北アルプスに向け、前日まで雨含む不安定な天気予報も、当日朝、雨マーク無しに好転。 万全の状態で迎えてくれる事に感謝。 前日のトラブルも好天で忘れるコトにするさぁ。 写真は薬師峠の夕暮れのテント場。この日、今年最高の100張200人だそうだ。 雲ノ平へ向かう縦走前日の8/11会社帰りにえきねっとで予約していた切符を買いに行くと7/30の豪雨影響で越後湯沢から北越急行の線路を使用する列車が一部運休との情報。運休に該当は越後湯沢からの「はくたか」と東京からの「能登」。通常JR利用での富山までの足は奪われたことになる。災害ゆえ止むなしも、今になってなぜ…。 幸いにして我々は翌日朝移動に加え、新幹線で越後湯沢の次駅である長岡からはくたか乗車が可能だった。なので切り替えるもみどりの窓口での的を得ない対応で小一時間費やした…。 ただ問題は緊急対応の路線ゆえ富山駅到着時間が10:45となり10:30発の折立方面へ向かう富山地鉄に乗り継げないこと。 必然的にタクシーか富山泊を選ばねばならなくなった。ネットで調べたタクシー料金は17000円。かなり痛すぎる出費を覚悟する。 当日早朝、これから3日間風呂に入れないので念入りにシャワーを浴びて出発。 東京駅発のMAXたにがわはガラ空き。越後湯沢で長岡までMAXときで1駅。これが「はくたか」始発駅変更の影響で激混み。長岡で乗り継いだ「はくたか」は自由席は通路までイッパイ。金沢~富山に行く人ってたくさん居るんだぁ。帰省の時期だしね。 10:45富山駅着。タクシー相乗りを狙ったが、さすがに11:00前に折立に向かうハイカーはいない。皆、深夜バスか夜行で来て朝イチのバスなのだろう。前日の能登は運休ゆえ今日は人出が少ないのだろうか。薬師平キャンプ場着が16:00頃なので、場所確保に不安を覚えていたので少し期待してしまった。 さあタクシーの交渉だ。1台目15000円以下にはならんというコトで却下。地方都市で1発10000円以上は貴重なはずと信じて、12000円+通行料を妥協点とする。3台目で交渉完了。ドライバー曰く、極めていい話とのこと。値切ったくせにいい事した気分になりたかった。。。 タクシー車中で富山駅で買った「ますとぶり(ますのすしとぶりのすしのセット)」をいただく。うまし。富山観光の成立。 折立着は12時過ぎ。バスだと2時間のところ1時間強で着いた。当初乗る予定のバスを追い抜いて到着。散財の免罪符となった。 12:30薬師岳登山口からスタート。CTは4:30。CT通りで到着は17:00頃。目標は16:00だ。 まずは森の道を行く。 登り始めにしては比較的なだらかな方だ。虫も思ったより少ない。 ゆっくり登ってCT通りの1:30で三角点に到着。ベンチとテーブルのある休憩場所。 20代と思われる男子2名が裸になりTシャツを絞っている。汗が滴り落ちている。見た目が爽やかだから許す。北アとはいえ真っ昼間の1870m地点。そりゃ暑い。ザックに付けたスントは28℃。間違いと思いかった。たぶん間違い。 奥に薬師岳が顔をのぞかせる。 人が多いので水も飲まずここはサクッと先を急ぐ。 程なく石の斜面があらわれ、それを登りきると開けそうな予感。 爽快に開けた。ココからはずっと視界のきく道が続く。先には今日の目的地である太郎兵衛平と奥には薬師岳が見える。 しばらくすると木道があらわれる。ココの木道は歩きやすくでサクサク進める。 時に下ったりしながらも先に進むべき道は見えている。 これは気持ちいいぞ。 左手に薬師岳を見ながら。薬師はこれから3日間付き合うことになる。 綺麗な黄色い花(後にニッコウキスゲと知る)の横を通るどこまでも続くなだらかな道。山岳地帯に草原とお花の組み合わせ。 なんだかアルプスの少女ハイジの世界。あ、そうか。ここは北アルプス。そこから来てるのか。いや違うはず。岩々した山岳地帯に広がる草原はなかなか見られないよね。初めての景色、この時点で来てよかったと思える。 そうそうこんな感じ。 来た道を振り返っても気持ちいい。 しかし暑さと朝からの移動含む初日ゆえ、やや疲労感はありボーっとしながら歩いた。この時点で15:30くらい。 太郎平まであと少し。周りの山々にはガスが掛かってきていた。 再び木道があらわれる。太郎平小屋までの最後の木道。ガスがやってきた。 一瞬で晴れて、太郎平小屋が見えた。16:00到着。 テントと山小屋メシの受付を済まし、ビール(ココのはプレモル!)を買って20分程下った薬師平テント場へ向かう。小屋の兄ちゃんがテン場スタッフに無線で連絡していた。またかよ!って感じで。こりゃ混んでるな。 明日は雲ノ平方面にいくぜぃ。 気持ちのいい木道を辿り、 チョイと下るとテン場が見える。もう既にイッパイ。張れんのか? 石だらけの斜面だがなんとか場所確保に成功。テン場の受付さん曰く、なんと既に100張200人だそうだ。今年の最高の2倍だそうだ。海の日よりも混んでいるのね。それもそうか、やはり雲ノ平or北ア縦走となると3泊4日かかる。移動日や縦走後の休息を考慮すると長期連休でしかできない。山域によって混雑する時期が違うのだね。 しかも気になるのは、その大半が明日雲ノ平に向かうと言う。4時位に出た方がいいですよとのこと。ってコトを嫁が聞いて旦那に話すと、隣のソロテントのイカした兄やんが教えてくれた。彼は雲ノ平2泊で高天原も行ってきたらしい。あそこは広いが斜面と岩でまともな場所は少ないので、絶対的に早く着くべきだ。と。 決めた。明日は3時に起きる。雲ノ平を楽しむ為に朝頑張る。 ビールを飲みながらテント設営後、山小屋メシをいただきに再び太郎平小屋へ。決して飲みながら歩いているわけではない。ただの浮かれポンチなだけ。 テントに戻り、水場で歯磨き。 今日は暑かったせいか水は2人で2L(各自ナルゲン500ml+予備プラティパス1L)でチョイ余る感じ。明日も同じで行ってみよう。10kg切っているとGOLITEピナクルは背負いやすい。 全国からココぞとばかりに人が集まる北アルプス。大阪弁のおっちゃん&おばちゃんの声のトーンが必要以上だったが、耳栓のおかげで即オチ。。。19:00就寝。 みんな明日は何時に出るんだろう? day2に続く。
by takemicchy
| 2011-08-14 14:54
| 雲ノ平
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