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2011年 11月 11日

2011.11.3-5 奥秩父主脈縦走 ~2泊3日でスルーハイクは可能か?~ day2 後編

「2泊3日で奥多摩駅に帰ってこれんのか?」
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写真は、東破風山から雁坂嶺に向かう途中の立ち枯れの森に日が注ぐ光景。



破風山へ向けての岩場の急登をいく。登っては止まりの繰り返し。下る方がしんどそう。登りでよかったと思う。そして晴れててよかったとも。
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気温は見ていないが15℃くらいはあっただろう。ゆえに水を消費する。
200-300mは登っただろうか。上りきってバテバテの姿。先を急ぎたくても動けない。へたり込んでしまう。この登りで足腰にかなりのダメージを受けた。
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それとは引き換えに、アップダウンは幾分ゆるくなり、歩きやすいトレイルに変わってくる。しかし裏腹に疲労がたまってきているのかスピードはそれほど上がってこない。
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西破風山、東破風山、雁坂嶺と山梨県と埼玉県両県の道標が立つ。ここは県境と言うことに気付かされる。県境の旅みたいな番組で芸人さんが冬の北アを歩いていたのを覚えているが、ここも通っていたのかな?(DVDとかあるなら見てみたい。)

甲武信小屋で汲んでいた水は夫婦で2.5L。暑さで予想を超える消費をし、雁坂嶺で残り1Lを切った。将監小屋を目指す上では、雁坂小屋or笠取小屋での補給が確実だろう。しかし、雁坂も笠取も地図上では20分ほど時間をロスするようだ。この20分は時間ギリギリで歩いている我々には大きい(イタい)。
そのほかの水場は雁峠のはずれか、笠取山直下の水干にあるようだ。
水干につけられた“多摩川最初の一滴”なんてキャッチフレーズに惹かれるんだけど、「そもそも通らない」「見つけられない」「枯れている」リスクは排除できない。

おそらく我々が将監小屋まで辿り付けるか否かは、雁峠への到着時刻次第だ。
日没の17:00までの到着をMUSTとすると、雁峠には14:00には到着したい。疲労を考慮するとCT3:30を大幅に短縮することは不可能だろう。未知の道をヘッドライトでナイトハイクできる程の経験もスキルもないので、そのリスクは冒せない。

優先順位を14:00雁峠着とし、雁坂小屋での水補給を諦め先に進むことにした。目標の将監小屋着のためにはそれ(14:00雁峠着)無くして成立しない。とはいえ、残り1L(1人500ml)を切っている状態で、CT上は3:00を超える道を行けるのだろうか?
(事前に雁坂峠-雁峠間はCT2:50も、実際は1:30ほどでサクサク行ける道だと言うアドバイスを頂いていたので希望を持てた。)(同時に雁坂小屋で水汲んで雁峠ビバークと言うアイデアも頂いていたのだが。。。)

そんなこんなを話しながら12:40雁坂峠到着。貴重な水を一口含み、7km先の雁峠へ向けて進む。雁坂峠と雁峠って紛らわしいよね。
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今日は平日だけあって甲武信からここまでにすれ違ったハイカーは3組程度。静かな山を楽しめている。ゆっくり歩ければ、もっと。

笹が生い茂るトレイルを行く。ちょいちょい踏み跡が怪しくなりロストしそうになる。下り基調の歩きやすい道。サクサク歩きたい気持ちに反してスピードは出ない。
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古礼山山頂は巻き道を行くつもりだったが道標はこんな感じ。巻き道方面はちぎれている。
コレって何を意味するの?崩壊ってこと?熊が壊したってこと?ただ壊れているだけ? ゲームだなこりゃ。
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試されているのかなと思いつつ、回答は山頂経由と慎重チョイス。正解は不明だけど。
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燕山の下りから雁峠を見下ろす。
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14:20雁峠到着。ほぼアドバイスどおりの短縮CTで歩けたが、予定より20分超過。なるほどここがおすすめビバーク地か。絶対気持ちいいよ。
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水はほぼゼロに加えて、ハンガーノック寸前。クリームパンを食べたいが水が無いとキツイ。
進む上でも笠取小屋で水補給しつつのクリームパン補給が必要だ。

それにしても米って腹持ちする。あれで4時間歩き通せるのだから。ロングトレイル歩くときはアルファ米多めで望むべきだね。

笠取小屋へ向けて夕日に近い色の中を進む。
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直接進む道と笠取小屋経由で進む道の分岐。我々は水を汲むので笠取小屋方面へ。
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10分と地図を読み違えていたので20分かかったことにいささかショックを受ける。ほんのわずかのことだが、その精神的ショックが体にもダメージを与えていた。。。

小屋が見えた。14:40笠取小屋到着。
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水場は往復10分程度。先に行くためにはクリームパン補給は必須であることからも出発できるのは15:00だろう。順調にいっても将監小屋到着は18:00過ぎ。暗闇をPEZTLの弱い光だけで1時間は歩かねばならないだろう。体の疲労と小屋についた確かな達成感で進む意欲を無くしかけていた。ホントの事を言うと雁峠に着いた時点から。

進むモチベーションを保つ重要要素に笠取小屋で小屋の軽食を摂るという目論見があった。前述の食糧難の懸念含めて。しかしこの日、笠取小屋はCLOSE。全てのモチベーションが途絶えたことが決定づけた。

「ここをキャンプ地とする。」

というわけでテント&シェルターを設置。
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先客は3張。最終的には8張程。公称20張だが小屋の表裏にテン場があり、一般的には40張は行けるだろう。とすれば大きな一区画を思うがままに使える。こんな感じの場所に張った。
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水汲みしつつコーヒーを沸かす。ホッとする瞬間。笠取小屋の水は極めてウマい。クリアで甘みのある水だ。のんびりしたテン場ライフも楽しいなと思う。楽しむに足るような嗜好品は持ってきていないのだが。

チャーシュー入りMUGヌードル(唐辛子ペーストプラス)と尾西のチキンライス。
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唐辛子ペーストは鮮烈な辛さをプラスしてくれるので一気に体の中からあったまる。これからの時期欠かせないアイテムとなるだろう。尾西のチキンライスは激マズイ。。。尾西はやっぱり赤飯だ。

18:30前には寝袋の中へ。ロングトレイルを歩くに際して、「それに足る日々の体力作り」「長い距離を歩ける軽い装備」「歩くに足るエネルギー(食糧)計画」なんかを考えながら、当初目標にたどり着けない悔しさなんかも感じていた。同時に明日の行程に思いを馳せた。

考えていた時間はわずかで、ほぼ即落ちだった。
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by takemicchy | 2011-11-11 22:42 |  奥秩父 | Comments(0)


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