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2012年 06月 23日

2012.6.15-17 利尻・礼文を歩く旅 day3 〜利尻岳登頂編~

標高1,721mの利尻岳ピークを標高100mのゆ~にキャンプ場からピストンする。標高差1,600mの往復。CT10時間弱の道。
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写真は利尻岳避難小屋手前からの利尻富士。



昨日がmax標高300m、距離35km程度のロング&フラットなトレイルだったのと対照的に、今日はガッツリ登ってガッツリ下る登山だ。雲取山を日帰りよりチョイしんどいくらいの感じだろうか?
北海道における1,700m峰は森林限界を超える(はず)。夏のアルプス然とした景観を期待。

4:00過ぎ起床。昨日セイコーマートで買ったパンとおにぎりをコーヒーで流し込み、必要なものだけをザックに詰める。食糧と雨具程度でSMDのswiftも嫁のPinnacleもスカスカだ。テントは張ったままピストンする。やや誤算だったのは、シャン1がストックなしには立たないこと。やむなく潰していくことにした。

5:00過ぎに出発。3合目となる登山口の北麓野営場まで舗装路を40分強歩く。ホテルや民宿のツアー送迎車が数台通り過ぎて行く。登山口から下りてくる車の一台がとぼとぼ歩く僕らを見かねて声をかけてくれた。「登山口まで乗って行きなよ」と。千葉ナンバーのご主人は夏の間利尻で素泊まりの宿を営んでいるらしく、宿のお客さんを運んで戻る途中に再び引き返してくれた。
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歩いて10分程度の距離だったが、その気持ちがとても嬉しかった。ご主人曰く、先行する年配のツアーは4組らしい。気になる情報としては「雨まじり」の天気になるそうだ。天気予報では無かった情報で懸念事項だ。

北麓野営場を出発。
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すぐに「甘露泉水」があらわれる。ここの水はとにかく美味いらしいと聞いていたが、本当に美味しい。手持ちの水を捨て全部入れ替えた。
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なだらかな森をゆるりと登る。なだらかなのでペースが上がる。樹林帯なので問題ないがポツポツと雨が降りだしてきた。そのせいか森の臭いが濃く、嫌な感じの雨ではない。因みにここの登山道には4合目「野鳥の森」のようにポイントごとに呼称がある。
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5合目「雷鳥の道標」を過ぎたあたりで雨脚が強くなる。樹林帯ながら雨がウエアを濡らすようになってきたので、雨具を身につけることに。今回、嫁の雨具はORヘリウムJKとモンテインフェザーライトパンツ。土砂降りではないので、濡れに関しては全く問題なかった。但しORヘリウムはやや蒸れる傾向のようだ。
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6合目「第一見晴台」。到着前にツアー4組全てを追抜いていた。利尻ではツアー客10名程度にガイドは2名付いているようだ。ここは開けていてその名の通り下界の眺望がよい場所。進んだ感じがするが未だ760m地点。ここから1000m登る必要があるんだ。
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7合目の「胸突き八丁」を過ぎると、やや斜度がきつくなってくる。雨は大分小降りになってきて一安心。この辺だったろうか、7:00頃に花火がなった。隣の礼文島では今日が「運動会」と聞いていた。きっと利尻も一緒なのだろう。とするとこの後は天候の悪化の可能性は少ないと判断したということだろう。この号砲は吉報だ。

程なく、第二見晴台に到着。旦那はOMMサイファーJKにおそろいのモンテインフェザーライトパンツ。eventの透湿性をいかんなく発揮するもそれを上回る登りでの発汗のせいで汗だくだった。。。フェザーライトパンツは撥水性・透湿性ともに申し分なく足元もベルクロで調整可能なので膝下部分がバタつくことはない。これお気に入り。
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雨が止んだのでパン休憩&フーディニに着替え、長官山に向けて登る。1,100mを過ぎた地点で木々の背丈が低くなる。高山の植生に近づいてきたのだろう。ここまで下界の景色を楽しむポイントはたくさんあったが、利尻富士山頂は未だ見ていない。次の8合目「長官山」からの利尻富士の眺望は抜群らしい。
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8合目「長官山」にから避難小屋まではなだらかな稜線を行く。途中、ちょいちょい利尻富士を眺めるポイントがある。
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避難小屋越しの利尻富士。険しい道になってきそうだ。
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避難小屋を過ぎたあたりからは急坂になってくる。高山の雰囲気が出てきた。
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9号目以降は長い急坂が続く。登り始めはなだらかで山頂に近づくほど険しくなることを、昨日見た隣島から望む姿からおもいだした。ガレ場ザレ場が続き、足元はズルズル崩れて登りにくい。こりゃ下りのほうが怖い。
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高度感も出てきた。よう登ってきたなぁ。
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山頂まであと少し。見えるとちょっとした安心感があるね。
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山頂で一枚。曇天なのがちょっと残念だけど、雨が挙がっただけでも良しとしよう。
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パンを食べたり、しばしくつろぎの時間。
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下りは慎重に歩を進める。9号目にさしかかる頃には雲が一気に晴れてきた。9号目から山頂を振り返る。
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こうなると夏山の高山の稜線風の景色に替わる。
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雪渓と緑が映える。雪渓の上を吹く風って涼しくて気持ちいいんだったってことを思い出す。
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長官山に続く稜線歩きが楽しみ。ピストンながら行きとは景色がまったく違う。気分は夏山だ。
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晴れると利尻富士もより映える。やっぱり山は晴天がいい。
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下りも眺望良し。Sea to Summit to Seaだ。昨日歩いた礼文島もはっきり見えるのが嬉しい。見えている鴛泊港から夕方のフェリーに乗るのだ。
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木漏れ日の森を抜ける。この頃には水を飲みつくしていた。甘露泉水に早く辿り着いて美味い水をたらふく飲みたい時間帯。
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程なく、3合目の北麓野営場到着。ここは2012年春に全改装されており、とにかく設備が新しく清潔。キャンプ場といいここの野営上といいとにかく立派。利尻富士町は潤っているのだろう。

再び舗装路をキャンプ場に向け30分ほど歩く。でもこの道は気持ちいい。終始、ダイノジ大地の「黒柳さ~ん!マッチで~す!」のモノマネを夫婦で試行錯誤しながら歩いた。
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14:00頃、テント場に戻り、ダラダラと乾かしたり撤収したり。
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ゆ~にの温泉脇にある無料の足湯に浸かり、腹ペコのまま、バスで港に向かう。
下山後の温泉は何よりだが、足湯ってのもかなり回復度高い。体力的には限界に近かったので救われた。
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懸念された膝痛は発症せず何よりだったが、脚の筋肉痛は翌々日まで引きずることになった。
そのことからも初日に利尻岳に登る行程を組んでいたら、翌日の礼文8時間コースは厳しかっただろう。船とバスの時間を優先した行程組みが結果的に奏功した。
驚いたのは年配ツアー登山者が難なく利尻岳に登頂していること。自分が60歳になった時にあの体力を維持出来ているだろうか?

港到着後の楽しみはもちろんビールとごはん。食べログ利尻・礼文No.1の磯焼亭に吸い込まれる。
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ラーメンメニューの最高峰、利尻ラーメンを注文。2009年北海道ベストラーメンで13位に入ったそうな。
うん、確かに魚介系のだしが効きまくっているスープが抜群に美味い。下山後の温かい汁ものはたまらない。しかし画では伝わりにくいだろう。
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本日のメイン、ウニ丼。説明はいらないだろう。敢えて説明する。エゾバフンウニ(濃い色)とエゾムラサキウニ(淡い色)のWのせ。全て利尻産にこだわっているそうだ。ウニの王様とされるバフンウニは6月中旬~8月中旬が漁期の貴重品。甘み旨みが濃厚。
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フェリーで2時間弱、稚内へ。
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出張族御用達のドーミーインにチェックインし温泉でくつろぐ。16:00頃にウニ丼とラーメンを食べているが、風呂上がりはお腹が空く。海鮮が多かった2日間だったので肉が食いたいということで、北海道と言えばコレ鉄板。「くまげら」@南稚内。ここのラムロースと鹿ロースは絶品だ。塩で食べたい。
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翌日昼発の稚内便で帰京。日程的にもハイク内容も食事情も全てにおいて濃密かつ充実した島旅となった。
ゆとりがあれば、礼文2泊が理想かな。

おまけ。day4の稚内グルメ。
①お天気や喫茶店の「リシリアンカレー」
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②香花堂の「どら焼きソフト」
あったかいお父さんが経営する地元の和洋菓子屋。
どら焼きの皮が余ったことから、ソフトクリームを挟んで常連の学校帰りの高校生に特別に提供していたら評判になったという同品。なんと知的所有権を取得しており、本来ここでしか食べられない。
息子さんは自由が丘モンサンクレールで長年修業したあと独立したそうだ。店の名前は覚えていないらしい(笑。
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by takemicchy | 2012-06-23 23:29 |  北海道 | Comments(4)
Commented by yama-oson at 2012-06-28 00:41 x
シメが…!
ラーメン、なんか見たこと無い風貌ですが明らかに美味そう!
油の浮き具合がすごい美味そうな雰囲気です。
そしてウニ〜!ウニ好きとしてはたまらんです。
…ブログタイトルを「登ったり、漕いだり、食べ尽くしたり」
に変えるのもアリだと思います(笑)。
Commented by takemicchy at 2012-06-30 10:42
osonさん

シメすぎですね。体重2㎏増のまま戻りません。ランせな~ですわ。
島旅はハイキングとも旅行とも違う新たな境地でした。
屋久島に行く感じと似てるかも。佐渡とかにも行ってみたくなりました。
Commented by boo at 2012-07-03 18:53 x
下りの風景たまらんですね!!
日本でこんな景色観れる所はそうないでしょうね〜。

ラーメンの旨さは十分伝わってますよ。
ヨダレが出てきてますもの。
Commented by takemicchy at 2012-07-07 22:07
booさん

ハイマツの稜線から海に向かって下りるのってホント気持ちいいっすよ。
栂海新道とかも海に向かって下りるんですよね~。
でもやっぱり、ピストンよりも縦走がいいなぁ~。
食に関しては100点満点の旅でした。


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