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登ったり、漕いだり。

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2013年 05月 06日

2013.4.27-28 伊豆ファストパッキング day2 (三蓋山-八丁池口)

2日目はとにかく伊豆急の駅を目指す。
最長25km程度で、ここ1,000mから海までの下り。途中にバス停は複数個所あるらしい。
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晴れた山の朝はいい。
(iphone4S)



朝、5:00にはもう明るい。鳥のさえずりで目覚めた。(と嫁が言っていた。僕は耳栓して寝るので気付かない。。)
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無印バウムをコーヒーで流し込む朝食を摂り、撤収。
これがTerranova Laser 35に収納する今回の装備。食糧含めると結構ギリ。セイシェルが持てなかった。35Lとなると重量もそうだが、容量が優先されることを実感。
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すっかり明るい6:00に出発。気温一桁台だけに生足では肌寒いので寝具兼用のスマートウールのニーウォーマーを腿に、C3fitのパフォーマンスゲイターをふくらはぎにしたまま行動開始。
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三蓋山山頂付近の朝の森は素晴らしい。走れる道だがカラダが温まるまではハイキング。
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比較的急な階段下りの後は天城峠までは斜面に縫われたフラットなトレイル(CT1:45程度)が続く。僕らは体力的に無理だが、走れる人なら全区間走り続けられるだろう。
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水1.2Lと食糧を消費しているので昨日の出発時よりも1.5kgは軽くなっており、4kg台と荷は軽いはずだ。
しかし肩周り・足腰への負担を感じる。5kgを切っていても重いのだ。昨日の疲れが残っている。

二本杉峠でスコーミッシュフーディーと二―ウォーマーを脱ぐ。しかしC3fitのゲイターだけはタイトで脱ぎにくいのでそのまま行くことにする。
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杉林の中に新緑や花が混じる道。木漏れ日がありがたくなる落ち着いた明るさの静かな森。
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走っているとお腹がすくのが早い。無印バウム1本の朝食では1時間持たないので30分置きくらいで補給する。腰ポケットに入れていたため崩れてしまっていた「無印ミニどら焼き」を食べる嫁が“崩れかけのドラちゃん♪”と壊れかけのRADIOのサビに合わせて呟いていたのを聞いて天才かと思った。
あと、CLIFのジェル(ダブルエスプレッソ)は、美味しくないと思っていたジェルのイメージを変えた。柔らかい生キャラメルみたい。これはハイクにも積極的に使える。
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天城峠手前からは快晴の富士山が見られた。現在7時過ぎなので、UTMF制限時間内である13時の完走目指し走っている選手がたくさんいることだろう。寒気が入り冷えただろうが好天の中の開催となってよかったなぁ。
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天城峠からは、ブナとヒメシャラと苔の明るい森になる。
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その後も延々とフラットで柔らかなトレイルが続く。
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歩く、ときどき走る。走3:歩7の割合。下山するだけなのであまり急いてすすむこともない。
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斜面に縫われたトレイルは所々歩行不可能なレベルに崩れているようで、ワサビ田周辺で迂回(高巻き)をせざるを得なかった。迂回路も道標含めしっかりと整備されていた。

これぞ伊豆天城トレイル。この森はゆっくり歩きたくなる。伊豆山稜線歩道からの景色の変化はロングハイクに際して目を飽きさせない。昨年に続き2回目だが、来年も3-4月にこのトレイルを再訪したいと思えるトレイル。(しかもこの日は快晴のGW前半3連休にも関わらず3組としか会っていない。)
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コマドリ歩道入り口では八丁池方面に向かわず、寒天駐車場方面に進む。ここもまた良い。
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八丁池口のバス停にでる。あるのは知っていたが、出会ったときのこのホッとした感は何だろう。
僕たちには、この後三筋山を経由し伊豆稲取の駅に向かうハイクのCT5:00程度の道が待っている。
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バス時間を見ると9:45発で昭和の森行きのバスがある。現在時刻は9:20なのであと25分でバスが来るといういいタイミングだ。行き先の昭和の森がどこかはわからず、伊豆急方面に行けるのかどうかもわからない。バスの運転手に伊豆急下田線方面に接続できるかどうかを聞いてみると、二階滝でおりて踊子歩道を国道方面に2-3分あるくと河津行きのバスに接続できるらしい。なんだかテレ東の蛭子さんの路線バスを乗り継ぐ旅番組みたいだ。

迷うフリもせず乗車した。「そこにバス停があったから」。
バスの運転手いわく、この時間に八丁池口から乗車する人は殆どいないとのこと。どこから来たのと聞かれたが、長い説明を必要としないような適切な答えが見つからずモジモジしていると「天城高原から?」と聞かれたのでハイと答えた。

こうして終えたファストパッキングは2日目は行動時間3時間強(CT4:05)で距離13kmとお気楽な内容。
前回来た時も感じたが、この道はフラットで歩きやすいことこの上なしだが、地図のコースタイムよりも時間が稼げない。早足の人が作ったコースタイムなんだろか。
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2日間計で37kmという平凡なハイキングの距離にとどまってしまった。しかしながら久々の山泊とファストパッキング装備への初挑戦により、充実感のある山旅になった。
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以下レビューと備忘録として、次回ファストパッキングやハイクへ活かすべく記載。尚、装備詳細は出発前のblog参照。

感じたのは、ファストパッキングからの足し算という考え方。夏場のハイクもこれをベースに出来る。
ハイキングからの引き算では辿り着かなかったことだ。35Lとか最大6kg超とか。

[Carry]
 ・Terranova(35L)/OMM(32L)ともに容量・サイズからストレスなく走れた。
  ただしTerranovaは肩幅・サイズともに「やや太く、パッキング時柔らかい」印象なので
  男性でも一定の肩幅が無いとストレス感じるかも。OMMの方が「細く、硬く、強い」印象を受けた。
  走る快適さと安心感ではOMM、フロントジッパーによるパッキングの容易さではTerranova。
  ちなみにロールマットの外付けはストレスかと思いきや上付けでも下付けでも全く気にならない。
 ・5-6kg背負って十分も走れるが、上下動による足腰・肩への負担は普段のランや
  1dayのトレランとは異なることを実感。小股での忍者走りが理想だと実感。
 ・腰荷重とか腹荷重とかは僕らレベルの走りには関係ない。
  走ったりできる行動の自由さはバックパックの「細さ(径)」にあると感じた。
  夏場のロングハイクや晩秋の容量が増える時も45-50Lをタイトに締めてパッキングすることで対応できそう。
 ・OMM i-gamy with 500ml Bottleはボトルの揺れない前面付けを可能にするので、
  今後ハイクにもトレランにも使いたい。もっと早く導入すべきだった。
[Shelter]
 ・これ以上は削れない。但しストックは1本でいいかも。(雨天時はシャン1対応かな。)
[Sleeping]
 ・夏場は就寝着(ナノパフorウールフーディー)を1枚削れるだろう。
  あとは寝袋の軽量化・コンパクト化は課題も投資が必要なので二の足を踏んでしまう。
[Cooking]
 ・湯沸かしが出来ればよいのでエスビット+クアトロストーブの組合せを考えてみたい。
[Food&Water]
 (夕食)
 ・水場のある時はアルファ米とカレーなどで食事感とボリュームが欲しい。
  おにぎり3個では満腹感に欠け、疲れた体に冷えた食事となり寂しくなる。
 (朝食)
 ・2日目に走る距離にもよるが、腹もちのよい「米」が理想。
  朝、アルファ米に湯を注いで行動開始し30分程歩いてから朝食を摂るパターンがいいかも。
 (昼食&行動食)
 ・ジェルやグミは高価なので、2本程度にとどめ、無印の小分けの和菓子を積極活用したい。
  ストイックにならずにゆとりもでる。
 (水)
 ・4月後半気温5℃-15℃で2Lはギリギリ。水場や沢のあるルート選びがより重要。セイシェル必携で。
[Wear]
 (行動着)
 ・今回ので過不足なし。アークのPhase SLの快適さはハンパない。
  乾くしベトつかず臭わず、2日目も終始サラサラ。
 ・着替は2dayなら靴下以外は不要かも。帰りの公共交通機関利用時もGATSBYで拭きまくれば良いはず。
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河津のうなぎ屋でビールとうな重の贅沢な寄り道をし、
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温泉でシメた。
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よいGW前半となった。疲労は翌々日までどっぷりと残ったが。。

by takemicchy | 2013-05-06 11:38 |  伊豆 | Comments(0)


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