人気ブログランキング |

登ったり、漕いだり。

hikepedal.exblog.jp
ブログトップ
2014年 08月 22日

2014.8.13-14 北アルプス TJARを途中まで歩いて追いかけてみる旅 day2

2日目は黒部五郎小屋を目指す。CT12:00強の道程。
2014.8.13-14 北アルプス TJARを途中まで歩いて追いかけてみる旅 day2_b0219778_2159828.jpg

風の強い雨まじりの曇天の中、薬師岳を超える日。



朝4:15に起床。前日にほぼパッキングを済ましていたので、ダラダラしても4:40頃には出られる。小屋泊のすごいのは撤収無しってこと。
まだ樹林帯は暗いがほぼヘッデン無しで進めるギリの時間。昨日の疲労もあるのでストックを最初から使っていく。

北薬師岳まで600mの上り。とはいえ、傾斜は比較的緩く登りやすい。去年のお盆に行った南ア南部の比ではない。振り返ってみるとそれがよくわかる。
2014.8.13-14 北アルプス TJARを途中まで歩いて追いかけてみる旅 day2_b0219778_16193293.jpg

曇天ながら眺望はあり気持ちよく進める。早朝だが思ったほど寒くなく、半袖短パンにスマートウールのニーウォーマーとモンベルのアームウォーマーで快適。但し雨を控えているせいか湿気は多い。
2014.8.13-14 北アルプス TJARを途中まで歩いて追いかけてみる旅 day2_b0219778_16181544.jpg

間山で朝食として無印バウムを水で流し込んで間もなく、北薬師岳への登りトレイルが見える。
2014.8.13-14 北アルプス TJARを途中まで歩いて追いかけてみる旅 day2_b0219778_16155295.jpg

北薬師岳手前の岩場で西側の稜線になった途端に強風になる。いつも風の強い場所なのだろう。
気を抜くとバランスを崩すくらいの風。寒くてレインシェルを着込む。
2014.8.13-14 北アルプス TJARを途中まで歩いて追いかけてみる旅 day2_b0219778_16255185.jpg

北薬師岳山頂にはこう書かれていた。
「この場所で雨ならば、薬師岳を超えるのは危険です。」的なこと。
ここまで来て危険って言われても引き返すのも危険。ビバークも生きた心地しないし…。

どんどん風は強くなり帽子が飛ばされそうなので脱ぐ。この強い西風も稜線の西側か東側かで全然違う。風を遮るものの有無でここまで違うものかと。現に東側の稜線脇には複数箇所にビバーク跡があった。
2014.8.13-14 北アルプス TJARを途中まで歩いて追いかけてみる旅 day2_b0219778_16274143.jpg

2014.8.13-14 北アルプス TJARを途中まで歩いて追いかけてみる旅 day2_b0219778_22564186.jpg

TJARの上位選手は風速40mの暴風のなか薬師岳を超え、薬師岳山荘でビバークしたという。ホントすごい。スキルは勿論、限界を感じてしまいそうな時の精神力が人並外れてる。

霧の薬師岳山頂はスルー。
2014.8.13-14 北アルプス TJARを途中まで歩いて追いかけてみる旅 day2_b0219778_2258451.jpg

今までが嘘のように穏やかな風景が広がる薬師岳山荘とその先の太郎平小屋を目指す。
2014.8.13-14 北アルプス TJARを途中まで歩いて追いかけてみる旅 day2_b0219778_22575946.jpg

あっと言う間に薬師岳山荘。ちょうど軽食メニューが掲げられたタイミングで名物らしい、あんみつを迷うも、朝から塩っぱいモノをたべていなかったので、次の太郎平小屋でラーメンを食べることにする。なので、走ってみる。
2014.8.13-14 北アルプス TJARを途中まで歩いて追いかけてみる旅 day2_b0219778_16312728.jpg

それも束の間、太郎平小屋までは、土とゴロゴロ石の混じった歩きにくいトレイル。沢沿いの道はスリップしやすく、しかもトレイルは直線距離を大きく迂回するように縫われている。あんなに近くに見えた太郎平小屋は意外と遠い…。

程なく、小屋手前の木道。ここまで来るとラーメンへの期待が高まる。振り返ると薬師岳。
2014.8.13-14 北アルプス TJARを途中まで歩いて追いかけてみる旅 day2_b0219778_16335027.jpg

9:00過ぎに太郎平小屋到着。順調。この調子だと、黒部五郎小屋には13:00台には着けそう。昨日と違いテン場のスペースの心配は避けられる。
太郎平にもこれから各方面に向かう比較的若い登山者が大勢いた。但し向かう方面はみな一様に雲ノ平。きっと今日もあのテン場は人で溢れているだろう。
残念なことが…。あれだけ楽しみに来た軽食ラーメンは10:00からとの事。仕方なくカップヌードルとチップスターとコーラで紛らわす。

太郎平小屋で天気を確認すると、今日は曇りで明日は曇り&雨の予報。山だと今日から降り出すだろう。しかも、前日の天気では雷警戒が出ていた。

半ば冗談で下山しちゃう?なんて言ってしまったもんだから、自分の中に誘惑が生まれていた。
「あの道を行けば海鮮が待っているよ」なんて会話をしながら。
2014.8.13-14 北アルプス TJARを途中まで歩いて追いかけてみる旅 day2_b0219778_16365089.jpg

黒部五郎小屋まで今日は行けるが、明日はおそらく朝から雨。その中で下山まで最低8時間クラスの深部に入り込んでしまっていいのか?と。
気持ち良くなりに来た山で敢えて濡れネズミになることを選択する必要があるのか?
確かに、早くコーラ飲みたいって思いながら達成感を味わうのも一つの選択肢だけど。
今折立に下りたら、今晩は美味い海鮮を居酒屋でたらふく食べられる快楽が待っている。

そんな会話をしながら、とりあえずアソコまで行こうってのを何度も繰り返した。
僕は帰りたい気持ち80%だった。
その結論は、せっかく初日にスゴ乗越まで頑張って行って今日の黒部五郎小屋を射程圏内におさめ、今日もすこぶる快調なのにもったいないから、今日は黒部に行こうと。言ったのは嫁。

そして北ノ俣岳に登る。
2014.8.13-14 北アルプス TJARを途中まで歩いて追いかけてみる旅 day2_b0219778_16351698.jpg

途中、本格的な雨が降りだした。急ぎレインシェル上下を着込み、カメラとケータイをLOKSAKに。準備はしたもののこの雨がテンションを激下げた。頭をよぎったのは雨のテン泊。濡れたテン場にテントを張る行為。何しに行くんだ⁉︎って。

帰ろう。
2014.8.13-14 北アルプス TJARを途中まで歩いて追いかけてみる旅 day2_b0219778_1642199.jpg

来た道を辿り、太郎平小屋に引き返す。
2014.8.13-14 北アルプス TJARを途中まで歩いて追いかけてみる旅 day2_b0219778_16422059.jpg

ここを出た時は帰るつもりは無かったので、折立からのバス時刻を見ていない。現在時刻は10:50。バスは12:10発と14:00発。折立までのCTは3:10。

コースタイム通りにゆっくり行っても14:00には余裕で間に合う。ただ何か血が騒いだ。3:10の下りを1:20でゴール出来るんじゃないかって。ここに達成感を求めた。

走った。殆どノンストップで。
正しくは僕らは走っているつもりだった。
2014.8.13-14 北アルプス TJARを途中まで歩いて追いかけてみる旅 day2_b0219778_164429100.jpg

気持ちはTJARの関門をギリで通過を狙う選手そのものだった。
TJARのDVDで見た、ミスターボーダーラインの選手をイメージしていた。もう自分が主役だった。

残り時間は80分。
最初の1/3を25分で通過。順調。
次の1/3を30分。まだ望みはある。
最後の森に入ってからの1/3を25分で進めばイケる。いずれにせよギリ。おそらく登山口のゲート前にいるバスに大声で遠くから「間に合ったー!乗せてくださーい!」で言って待ってもらうイメージもした。「嫁があと1分で着くので、待って下さい!お願いします!」とも。
よく考えたら汗だくで乗って来たおじさんは車中で大迷惑だし、定時出発の妨げだ。僕が車中に居たら、そんなビショビショの臭いやつなんて乗せるなって思う。だが、そんな事は思いもせず、ヒーローだと思ってた。

後半の森は今までの草トレランでも走ったことのないスピードで走った。だけど走れども走れどもゴールは見えない…。

12:10の発車時刻は過ぎた。けど遅れているかもと思って走った。到着は10分遅れ。バスは居なかった…。
結論、ただ無駄にバス待ちをしただけ。そして無駄に疲れた。でも、面白かった。

せっかくだから富山グルメを満喫するために泊まろうとなり、webは全滅なので片っ端から電話。すると3件目で駅前のホテルの残り1室が取れた。
そうとなれば、さっとシャワーを浴び、居酒屋スタート。
1件目は「和洋旬菜 新」で海鮮尽くし。シーズン終わりかけの岩牡蠣を酢とバター焼きの贅沢。素材中心で、地のものを思う存分味わった。
2014.8.13-14 北アルプス TJARを途中まで歩いて追いかけてみる旅 day2_b0219778_16492118.jpg

2014.8.13-14 北アルプス TJARを途中まで歩いて追いかけてみる旅 day2_b0219778_16483814.jpg

2014.8.13-14 北アルプス TJARを途中まで歩いて追いかけてみる旅 day2_b0219778_16494317.jpg

2件目にラーメンを挟み、ホテルでお風呂に入って休憩。
2014.8.13-14 北アルプス TJARを途中まで歩いて追いかけてみる旅 day2_b0219778_16502199.jpg

3件目に出なおしたのは「大」へ。こちらは食べログ評価no.1ゆえ予約が取りにくいので夜遅めに向かった。料理は丁寧で、人気なのが頷ける。お腹いっぱいだったので、さっぱり系のものしか頼めなかった。
2014.8.13-14 北アルプス TJARを途中まで歩いて追いかけてみる旅 day2_b0219778_16525542.jpg

2014.8.13-14 北アルプス TJARを途中まで歩いて追いかけてみる旅 day2_b0219778_16531763.jpg

(※だが2件とも、求める居酒屋のクオリティとしては、初日の親爺を上回ることは無かった。)

これだけ楽しんだら、1泊2日の短く濃厚な山旅だとしても、アフター登山で夏休みの満喫感を出せたと思う。


翌日は、富山ライトレールで30分ほどで岩瀬の町へ。
2014.8.13-14 北アルプス TJARを途中まで歩いて追いかけてみる旅 day2_b0219778_1713525.jpg

お目当ては、前泊時に「親爺」のご主人に教わった、七福堂の飛だんご。
2014.8.13-14 北アルプス TJARを途中まで歩いて追いかけてみる旅 day2_b0219778_16535417.jpg

僕らは2人で8個にしたが、お盆のせいかひっきりなしに来店し40個とか80個を注文していた。
2014.8.13-14 北アルプス TJARを途中まで歩いて追いかけてみる旅 day2_b0219778_16542490.jpg


お昼は昨日から目を付けていた、クラフトビールの飲めるバル、barbancoへ。
2014.8.13-14 北アルプス TJARを途中まで歩いて追いかけてみる旅 day2_b0219778_1655392.jpg

ここが雰囲気、クオリティ共に抜群。昼間から夜と同じメニューでやってるのも嬉しい。
2014.8.13-14 北アルプス TJARを途中まで歩いて追いかけてみる旅 day2_b0219778_16555561.jpg

ビールが美味いのはもちろん、
2014.8.13-14 北アルプス TJARを途中まで歩いて追いかけてみる旅 day2_b0219778_1659073.jpg

ロティサリーチキンも抜群。
2014.8.13-14 北アルプス TJARを途中まで歩いて追いかけてみる旅 day2_b0219778_2312550.jpg

初日の親爺と、3日目のbarbancoは富山では再訪決定だ。

後悔・反省したのは時間に余裕があったので富山から13:30発の高速バスで帰ったがために、お盆のUターンラッシュに巻き込まれ、バスに9時間乗っていたこと。高速バスは距離感をよく考えよう。

by takemicchy | 2014-08-22 20:01 |  薬師 | Comments(0)


<< 9.13-14 谷川岳で寝るハ...      2014.8.13-14 北ア... >>